高岡醸造株式会社 世界自然遺産に登録された徳之島名産の国産ゴールドラム酒「ルリカケス」を始め、クラウドファンディングで誕生した奄美群島限定の黒糖焼酎「世萬代(ゆまんでぃ)」などの製造・販売を行っています。ファッションブランド【YUMANDHI】、地元の物産品もご用意しておりますので、ぜひお試しください。あなたに最高の一口を。

ラム酒とはどんなお酒?

〜ラム酒の基本を知りたいあなたへ〜

 

 

ラム酒は、あまり馴染みにない方が多いと思います。また、お酒離れが進んでいる中でアルコール度数が高いお酒を好んで飲む方も昔と比べると減ってきているとおもいます。そんな中興味を持った方がこのページを読んでくれているとおもいます。

 この記事を読めばラム酒に詳しくなれますので、ぜひ一緒に学んでいきましょう。

 

 

まず、ラム酒ってなに?

 

平均的なアルコール度数が約40~50度と高く甘い香りが特徴のカリブ諸島を代表するお酒です。世界4大スピリッツに数えられ、カクテルのベースやお菓子作りにも使われます。

 

 

原料は?

 

 

 

ラム酒というのは、原料は『サトウキビ』です。そう。沖縄とかで有名なサトウキビが原料になっています。

サトウキビの廃糖蜜または絞り汁を使って造られる蒸留酒になります。そのサトウキビに含まれるショ糖を酵母で

アルコール醗酵させてエタノールに変わった時に、蒸留します。

その蒸留して出てきたお酒がラム酒になります。(蒸留して出てきたばかりは、かなり辛いです。)

その後、数ヶ月から数年タンクや樫樽で熟成させてまろやかにしていきます。(お酒は、寝かせると美味しくなります)

 

 

発祥の地は?

 

まず、ラム酒のイメージとして「海賊」、「レゲエ」、「ショットのみ」のイメージがありますよね。

カリブ海諸島のキューバ、ジャマイカ、プエルトリコなどの代表的な蒸留酒になります。

諸説はありますが、プエルトリコorバルバドス島で始まったと言われております。

コロンブスの西インド諸島発見後、サトウキビが栽培されるようになった16〜17世紀ごろにラム酒が造られて

世界的にも有名になっていくのですが、、、、、、、、、

ここまで発展した理由には、とても悲しい過去があるのです。。。。。。。。。。。

 

 

ラム酒発展には悲しい過去があった

 

ラム酒の本場であるカリブ海諸国といえば、どんなイメージがありますか?

日差しが強く、浅黒い肌で、陽気な人柄でレゲエのような音楽を流しながら踊ったりなど、明るいイメージがありませんか?

ラム酒はそんな国の人々にぴったりな陽気で賑やかなお酒だとおもいます。

しかーーーーーーし、、、、タイトルにもありますが、ラム酒発展には悲しい過去があるのです。。。。。

それが、、、、、、『人身売買』によって、世界に広まっていったのです。

社会授業での勉強した「三角貿易」という人間の悲惨な歴史が関わっているのです。

 

 

 

 

 

学生の時に勉強した三角貿易について

 

17世紀ごろから、ヨーロッパでは砂糖の需給が急速にあがりました。そこでイギリスをはじめヨーロッパ諸国は、

当時植民地であった西インド諸島で、大規模なサトウキビ栽培を展開しはじめたのです。

大規模なサトウキビ栽培であったため、人員と労働力が必要不可欠だったのです。

 

1)労働力を確保するために、西アフリカの人々を奴隷として西インド諸島に送り込んだのです。一方、砂糖製造時には、その廃棄物ともいえる糖蜜が生じます。

 

2)それを船に積み込んでアメリカのニューイングランドに運び、糖蜜からラムをつくったのです。

 

3)このラムを再び船に積んで主にアフリカなどに運び、販売・換金して、労働者(奴隷)を調達したのです。

 

 

三角貿易の詳細

 

大規模なサトウキビ栽培からできた糖(砂糖)がヨーロッパに運ばれ、砂糖の代わりに奴隷確保のために武器と交換して

アフリカに運ばれ、その武器を使って奴隷を捕まえて西インド諸島の国々(サトウキビ栽培)に運ぶ。

これが、学生の時に学んだ『三角貿易』の仕組みの出来上がりです。。。

 

三角貿易によりカリブ海の島々には大規模なサトウキビ栽培ができ、砂糖が大量に作られるようになりました。

すると砂糖の副産物とし甘いシロップが大量にできます

このシロップを発酵、蒸留してお酒を作るように出来上がったのがラム酒になります

 

エリック・ウイリアムズの言葉で「砂糖のある所に奴隷有り」という言葉が残っています。

 

 

ラム酒は奴隷のアメになる

ラムは大規模なサトウキビを作るため連れてこられた奴隷たちに命令を聞かせるアメとして扱われていたそうです。​

奴隷のアメとムチのアメとして短期間で広まったラム。

ところが、いつしか『ラムが壊血病に効く特効薬』という認識が船乗りたちに広まっていきます。

ラムを飲んでいた船の乗組員たちは、全く壊血病にならなかったのです。

 

当時 船乗りたちは、荒々しいラムをライムジュースと砂糖で割って飲んでいたといわれています。

実際にはライムジュースが、壊血病に効いていました。

ただ、ずっとラムが特効薬だと信じられていたそうです。

ラムは船乗りに欠かせない飲み物となります。

商船や海賊船、海軍などすべての船、そして港街の酒場などにも置かれるようになっていきます。

 

ラムの品質は当然価格に反映し、労働力確保の資金となります。そのことが、皮肉にもラムの酒質の向上と発展をもたらしたという一面もあるのです。今では、世界中で飲まれ、陽気で賑やかなイメージのラムですが、悲しい過去もあるのです。

 

次回投稿では

今回の投稿でラム酒について詳しくなったと思います。

次回投稿は、ラム酒の楽しみ方について投稿していきます。

美味しい割り方だったり、おつまみなど記事にしていくのでまた、楽しんでいってください。

 

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